「あ、あの、今日はやめてください」
と言うと、
「蓮って呼ぶのをか?」
と訊いてくる。
いや、……確かに今の流れなら、そう聞こえなくもないですが。
って、そうじゃなくってっ!
「キスをですよっ」
大真面目にその顔で言わないでくださいっ、と思ったが、渚は、
「なんでだ」
と訊いてくる。
いやあの、なんでだって、おかしくないですか?
「だって、そのー……」
おや、困った。
何故だか、キスして欲しくない理由がすぐに思い浮かばない。
「だ、だって……。
あっ、そうだっ。
だって、この間、出会ったばっかりじゃないですかっ」
「俺の姉貴は出会って三日で結婚したが」
……そういう家系なんだな。
直感で生きているというか。
「別に今でも幸せにやってるぞ」
そりゃ、お姉さんはそうなのかもしれないですけどねー、と思う。
と言うと、
「蓮って呼ぶのをか?」
と訊いてくる。
いや、……確かに今の流れなら、そう聞こえなくもないですが。
って、そうじゃなくってっ!
「キスをですよっ」
大真面目にその顔で言わないでくださいっ、と思ったが、渚は、
「なんでだ」
と訊いてくる。
いやあの、なんでだって、おかしくないですか?
「だって、そのー……」
おや、困った。
何故だか、キスして欲しくない理由がすぐに思い浮かばない。
「だ、だって……。
あっ、そうだっ。
だって、この間、出会ったばっかりじゃないですかっ」
「俺の姉貴は出会って三日で結婚したが」
……そういう家系なんだな。
直感で生きているというか。
「別に今でも幸せにやってるぞ」
そりゃ、お姉さんはそうなのかもしれないですけどねー、と思う。



