翌日。
5月17日。
監禁されて5日目の朝が来た。
起きてもぼんやりと床に座ったままでもう何をすればいいのかわからない状態だった。
次から次へと仲間たちが死んでいく。
いくら待っても助けは来ない。
暗証番号もわからない。
「このまま死ぬのかな」
そんな言葉が思わずこぼれてしまっていた。
「何言ってるの、まだまだ食料はあるんだから、きっと大丈夫よ」
田井先生がそう言い、あたしの背中を優しく撫でてくれた。
その手のぬくもりはまるでお母さんのようで、自然と涙があふれ出してきた。
「祐矢先輩を探しに行きたい」
不意に空音がそう言った。
あたしは驚いて空音を見る。
「これ以上仲間がいなくなるのは嫌」
祐矢先輩がどこにいるのかわからないのに、空音はそう言う。
「でも……学校内は危険だよ」
5月17日。
監禁されて5日目の朝が来た。
起きてもぼんやりと床に座ったままでもう何をすればいいのかわからない状態だった。
次から次へと仲間たちが死んでいく。
いくら待っても助けは来ない。
暗証番号もわからない。
「このまま死ぬのかな」
そんな言葉が思わずこぼれてしまっていた。
「何言ってるの、まだまだ食料はあるんだから、きっと大丈夫よ」
田井先生がそう言い、あたしの背中を優しく撫でてくれた。
その手のぬくもりはまるでお母さんのようで、自然と涙があふれ出してきた。
「祐矢先輩を探しに行きたい」
不意に空音がそう言った。
あたしは驚いて空音を見る。
「これ以上仲間がいなくなるのは嫌」
祐矢先輩がどこにいるのかわからないのに、空音はそう言う。
「でも……学校内は危険だよ」