走りたくない陸上部の沙織と走りたい車椅子の翔平。二人は利害の一致から入れ替わるも変わったのはお互いの足と境遇。一匹狼だった沙織は人に頼らなければ何も出来ない不自由な足に変わり、友達ができ、人を大切にすることを知った。そして、翔平の親友、光の自殺を聞かされる。自分は思い人ではなかったので救えなかったが、光を忘れないために辛くても笑顔を絶やさなかったという翔平に惹かれていくが、実は、その光が自分の元メル友の【ナナ】だったと聞かされ、更に沙織は光の思い人だったと言われ混乱する。だが、彼のブログから熱い思いを知ることができ、お墓まいりに行きたいと翔平に提案。お墓には、行けなかったが入れ替わった場所で会いたいと願うと光が現れた。光に幸せか?と問われ頷く二人。お互い戻らないことを決意し、翔平が目標の達成をして気持ちを伝えあい、それぞれの夢と目標を持って光の選択だけはしないと誓い生きていくことにした。