確かに楽しいって感じたのは、けして間違いではない。 でもそれは1人の友達としてだよ…。 ただ本について、一緒にお話していただけなのに…。 「やっぱ本は俺だけで間に合いそうだからいいよ。」 「ごめんね…っ!!」 気を遣って黒瀬くんは先に行ってくれた。 悪かったな…。 結局、全部運んでくれちゃった。 「ねぇ、俊…恥ずかしい…」 「うるさい…」 廊下で、俊に抱きしめられてます…。