❤嫉妬カレシ日和☁





「渡辺〜〜〜っ!!もう、目を覚ましたんだなっ!?良かったぜ…」

「は!?ちょ、抱きつくなっ!!」



ドアから勢いよく走っては、俊に飛びかかるように抱きつく佐々木くん。


ジタバタしながら俊は、必死に離れようとしていた。



「良かったな、恵里香ちゃん!!」

「あ、ありがとう!!」



びっくり、した…!!


まさか頭ぽんぽんされるなんて。



「お前!!勝手に人様の彼女に手を出すんじゃないっ!!」

「しゅ、俊!?」



突然、グイッと引っ張られた腕。



「は?渡辺のキャラ変わった?」

「一時的に記憶喪失になっちゃってるみたいで…」

「話を変えるなぁ!!」

「なるほどなぁ…記憶が無くても嫉妬深いのは相変わらずだ。」



でもどうして俊は怒ったのかな。


急に彼女なんて言って、私の腕を引っ張られた…。