「君は身内の方?」 「はい……」 「では、一緒に救急車に乗ってください。」 「俊…俊をっ!!助けて…っ。お願いします…っ。」 どうして、こんな風になっちゃったの…?? 「俊…っ!お願いだから…目を覚ましてよ…っ。」 何回、君の名前を呼んで叫んだろうか。 何も考えられなくて… 信じられなくて。 お願い…。 神様、助けてください…っ。 そう心で祈ることしか出来なかった。