カフェのドアを開けると共に鳴り響くベルの音。 それに気づいた男性の店員さんは、笑顔で寄ってきた。 「ご来店ありがとうございます。2名様でよろしいでしょうか?」 「はい。」 あれ?? なんか俊ってば、不機嫌そう?? 「すぐにご案内いたします。どうぞ、こちらへ。」 不思議に思いつつも俊の後ろを着いていった。 案内された席は花壇が見える窓側の席。 少し開いてる隙間から入ってくる、風がとても心地よかった。