モノクロ世界に





体育館を出ると、

陽「美海、、、瑞来。」


美「ん?あ、一条君。」


陽「…試合見てた?」


美「うんw一条君たくさんシュート
決めてたんだってね。」


陽「見てたのに他人事みたい。」



美「あ……あの、誰が誰だかよくわかんなくて、友達に教えてもらってたから。」


陽「そっか。」


瑞「そろそろいいでしょ。


お昼食べに行くの。今日は食堂だけど。」


遠くのほうから聞こえてくる声。



晴「おーーーい!!!

陽斗置いて行くなよ。」



美「あ、矢形くん。」



晴「あ、美海ちゃん、瑞来ちゃん。
二人ともバスケ見に来てたの?」


瑞「だったら悪い?」


晴「悪くない!!むしろ嬉しい。

さっき女子に囲まれて、
陽斗はすぐ抜け出すし、
俺は大変だったんだよ。」


美「お疲れ様です。」


瑞「へーー。」


晴「二人とも塩対応だなー。

これから昼飯行くの?」


美「うん、食堂に行こーって。」



晴「俺らも行っていい??

陽斗もいこーぜ。」



陽「俺は………。」



晴「ほら行った行った。

二人とも行くんだろ?早くいこーぜ。」


あれ、なんか矢形君が仕切ってんだけど。


瑞「美海、行こっか。」