美海はうちの親友。

小学校からずっと一緒に過ごしてきた。


家が近所だってことも一つの要因だけど。




美海は出会ったときから


目に障がいを持っていた。



普通に過ごしていたし、
最初は全然わからなかった。



でも、うちの家に遊びにきて、

お昼を食べる時にマヨネーズと
ケチャップをたびたび間違えたり、


髪ゴムの色がそれぞれ違ってたりしていた。



中学年になり、美海からそっと真実を伝えられた。


その頃はよくわからない病名を聞かされ、


なんとなくでしか頭に残らなかった。