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美海へ

これを見てるってことは
もう俺は美海の傍にいれないんだな。

テレビでドキュメンタリーをみて、
影響されて美海と母さんに書いてみることにしたんだ。これを見る事はないって思いたかったんだけどな。



美海、俺と付き合ってくれてありがとう。
美海の彼氏で居れたこと、俺すげー幸せだった。

美海の笑う顔すげー好き。
照れた顔も、全部。


美海とすれ違うこともあったな。
美海と話せなくなったとき、すげー寂しかった、悲しかった。
美海にベタ惚れしてるかもな。



で、美海。今泣いてないか?苦しんでないか?お前は1人で抱え込みやすいから心配だ。瑞来や晴斗のこと頼ってやれよ。




俺は美海のことずっと見守ってるからな。
美海のやりたいことやればいい。

あと、これは俺からの願い。
俺のこと忘れて欲しくないけど、
新しい彼氏を作ってください。


美海のこと1人にしたままなのは、嫌なんだ。ほんとは、俺が傍に居たい。
だけど、俺が居られないのなら、美海、
いつか新しい人を見つけて。
俺に申し訳ないとか考えんな。いいな?




俺のこと好きになってくれてありがとう。
美海、俺は幸せだったよ。

いつか美海にも俺の見ている、
いろんな色がある世界が見えますように。




美海、ずっと好きだ。

だからこそ、誰よりも幸せになれよ。


一条 陽斗
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