モノクロ世界に



瑞「美海!!!!!!!!!!!!


やっとなんだね。やっとっ。」


隣にいた瑞来が抱きついてくる。


美「瑞来、顔、見せて?

瑞来の顔、見たい。」


瑞来が涙を拭って見せてくれる。


やっぱり、いつも灰色にしか見えなかった肌が、違う色で見える。



美「やっぱり、見える。
晴斗くんの肌は瑞来よりすこし濃いね。


おばさん、これって、、、。」



陽母「治ったのかもね。
強い刺激が美海ちゃんに訪れたから。」



美「おばさん、お願いがあります。

陽斗の写真持ってませんか?」


陽母「お安い御用よ。はい、
写真でいいかな。」




美「陽斗だ。ほんとの。」



晴斗より肌は白く、
髪は黒より少し薄かった。



すごくかっこよかった。