ゆらゆらとブランコをゆらしていると



陽「亮と遊ぶの楽しかった?」


美「ぬいぐるみとってくれたよ。
色はわかんないけど、たぶん白いの?」


陽「うん。白いくまだね。

美海は遊ぶの好き?」


美「うん。あたしね、海見てみたいの。
危ないからっていつも止められて、
見たことないの。
名前に海ってついてるにね。

海は青いんだって。綺麗なところだと
透き通ってて、海の中が見えるって。


この目が治ったら、1番最初に行きたいところなの。」

陽「じゃあ、そのときは一緒に行こう。」


美「うん!



あ……あたし話したいことがあるって、
言ったんだった。」


陽「そうだ。言ってたね。」