春、さくら、君を想うナミダ。[完]




廊下のほうから、



男女数人の楽しそうな笑い声が聞こえてきた。



「アハハッ。やめろって」



うちのクラスの前の廊下を、



ハルくんがクラスの友達と、楽しそうにふざけながら通り過ぎていく。



彼と一瞬目が合ったけど、



あたしはすぐに視線をそらした。



……胸の奥がズキンと痛む。