それから、会議が進んでいった。 始まる前、上司に知り合いか?と聞かれ、まぁ…と濁してはおいたが…。 …それより、なんでこの人が。 司会の人が話し始めている中、私はじっと彼を見つめる。 そして軽い挨拶が始まった時、彼は席を立った。 「えー…――会社の、吾彦晴太です。この度はよろしくお願いいたします」 昨日は見せなかった笑顔でお辞儀をする彼。 …あびこ、はるた。 覚えた。もう覚えた。 興味はないけど、まあ一応取引先の人だし…って、ん?まてよ? 今紹介にあった――会社って…