「え?あめ…?」 みんな、なんのこと?と首を傾げる。 それもそのはずだ。 急に指をさして、大きな声で言うもんだから。 なんのこと?てなるに決まっている。 そんなことを冷静に考えている私も、手は凄く震えていて。 なに一つ、言葉が出なかった。 だけどその人はそれを気付いてはくれなくて、逃がしてはくれなくて 「なあ、空雨のところにいた子だろ?覚えてる?俺さ―…」 “空雨” 聞きたくないその名前をを、どんどんと容赦なく口にして出してくる。