空から雨が降る日。【完】




お店に入ると私よりも必ず早く来ている晴太。

「まった早い」

「お前が遅いだけ」

「そんなに暇なの?そっち」

「うるせーな。暇じゃねえよ」

頭をコツっと叩かれる。

「あ、そういえば私…空雨のお墓参り行くことにしたよ」

「へえ。いいじゃん」

「うん。ちゃんと話して来ようと思って」

「じゃ俺も行こうかな~」

「おばさん喜ぶよ」

「覚えてるかな俺のこと」

「ははっ大丈夫だよ、きっと」

そう、あの日あのあと晴太からきちんと空雨とのことを聞いた。

そして晴太が私から離れたことも―…