空から雨が降る日。【完】




そして今日は―…



「あれ、早い」

「まあな」

「そんなに張り切らなくても」

「そりゃ張り切るよ、雫がはじめて誘ってくれたんだから」

「…なにそれ、そうだっけ」

「え、そうだよ!」

私が晴太にご飯を奢る日。


出会った日から、今までの間。
晴太は空雨のことを一切口にしない。口にしたのは一番最初の時だけ。

そのおかげでか晴太への信頼は大きくなったし、苦手意識もなくなった。


今じゃこうやってご飯食べるのが当たり前になっているくらいだから。


「なに食べたい?」

「んー…昼パスタだった」