空から雨が降る日。【完】




家路を一人、歩く。
家までは約30分くらいだ。

お母さんは私の就職が決まった時、一人暮らしする?と聞いて来てくれた。

お母さんはいつも私を気にかけてくれて悩んでいた私に言ってくれた。

『空雨くんのこと、あなたのせいじゃないわ』

『だから、新しい道を歩きなさい』

空雨が死んで、いなくなって、何度も言われた言葉。


新しい道。

それは一人暮らしをしたら見つけ出せるのだろうか。


悩んで、悩んで、悩んで。

だけどその瞬間、ふと頭に空雨の声が降ってきたんだ。