妖の夢見屋



彼の銀色の澄んだ瞳が、冷たく言葉を制したから、



『そんな物…な、だがな、俺達妖は、夢を見ない。

だから俺は、夢を見る者から夢を抜き、見たいという者にそれを売る。
まぁ、それが妖怪に限ったことではないがな。』


そういう彼は、少し儚くて、



誰かを待ち続けているようだった…



『そういえばお前、名は?』



「なまえ……ですか?」



ここの世界に来て…また、始まり。