妖の夢見屋



「…妖?うそ、妖怪なんて…」


『どうした?始めに行ったろ?お前ももう、妖みたいなものだ。人の世なぞもどれはせんぞ。』



確かに、あの時夢の中で、それでもいいと祈った気もするけど……



でも……


もう少し、頑張れたら?


もう少し、上手く笑えていたら?


今更になって、後悔が募ってく……


また、振り出し、何だ。



「…振り出し…かぁ、」




『そんなもんだろ、助けてやったんだもう少し喜べ。』