どうも、ここまで読んでくださってありがとうございます。

以下、ネタバレあるのでお気をつけてくださいね!










では。さっそくなのですが、言わせてください。

私、ルカを蘇らせるつもりなんて、全然ありませんでした。

プロット通りに書いていって、最後の雪だるまからは、ホワイトデーのお返しか、または持田遥の頃にしたためてあった手紙を出そうと思ってたんです。

その二択で悩んでいました。

でも、いざ頭の中でそのシーンを再現してみると、どうしてか雪だるまからルカが出てきちゃうんです……!

にっこり笑って、「その方が、キナコも喜ぶし」とかなんとか言いながら。

彼はかなり愛情をもって書いたキャラだったので、どうやら情が移ってしまったようです。

書きながら、これはご都合主義と言われても仕方のない展開では……と首をひねりつつ、でも最後にはルカに押し切られた形となりました。

ルカの生死はともかく、今回書きたかったのは様々な心のすれ違いや、そのせいでじたばたもがきながらもなんとか前に進む菜子、ルカ、葉村、(作者はキョウも好きです)の姿だったので、そこは達成できたかな…という感じです。

それにしても、普段あまり書かない設定ゆえ、執筆はめちゃくちゃ苦しかったです。

完結できてよかった。

この物語に触れてくださった皆様、ありがとうございました!




2016.8.23  来海シスコ