*・*・* 『ねえ、お母さん』 窓に目をやりながら、ベットの横に立っているであろうお母さんに話しかける。 『なに? 萌音』 『私、ホントに死んじゃうのかな? 』 『…っ』 お母さんが言葉につまる。 返事の代わりに聞こえたのは、かすかな嗚咽だった。 『ねぇ、お母さん』 私の声も震える。 『ごめんね、ごめんね』 お母さんから顔を背けているから、どんな顔をしているか、分からない。 でも、泣いていることだけは手に取るように分かった。 だって、私も泣いてるんだもの。