学校について、自分の席についても、やるのはケータイ小説を書くこと。 窓際の1番後ろというゴールデンスポットを手に入れた私を、わざわざ気にとめる人なんて誰もいない。 おかげで私は集中して書けるわけだけど。 タタタッと画面を叩く音だけが私の世界に鳴り響く。 味気ないけど、いつも通りの朝だった。