プシューと音を立てて、電車の扉が開く。 私は慌ててスマホの電源を落とした。 小説、更新途中だけどあとで書けばいいや。 駅に着くと、溢れた水のように人が溢れ出て、スポンジが水を吸うように人が車内になだれ込んでくる。 私は溢れる方だから、スクールバッグを抱えてその波に乗った。 ホームに降り立てば少しはける人混み。 はけると言っても、乗り降りの時よりはマシってレベルだけど。