「じゃ、じゃあどうすれば…」 掠れ声で訊ねると、呆れたような表情をした萌音。 「そんなの、自分で考えなよ。とりあえず夕凪ちゃんの未来を変えて。実織ちゃんならできるでしょ?」 「それは…」 「そうしなきゃ真夕ちゃんだって確実に死ぬんだよ!?」 もしかしたら…。 その奇跡を信じて私の小説の結末を変えろと言うの?