「うん。気をつける。ありがとう」



「どういたしまして」




千里がそろそろ時間だと言うから、私はベランダを後にした。



けど、その前にあの絶景を目に焼き付けた。









好きな人と親友が両想いだと知った女の子。





女の子は何度も涙した。





その後の修学旅行も女の子は男の子の笑顔を見るために必死に協力した。




女の子がその度傷ついたことは男の子は知らないまま、修学旅行の幕が閉じる。