小さな約束




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「えっ!? お母さんとご飯食べたの?
本当に良かったね……っ!!」



音羽は自分のことのように嬉しがる。


次第に涙ぐむほど。



「なんか俺以上に喜んでねーか?」



「えっ。だって、そりゃあ、私のす……いや何でもない! 今のは忘れて!!」



「おい! 待って気になる! 教えて?」



「えっ? 和樹は私の大事な"友達"じゃん!
約束したんだから嬉しいに決まってる!」



音羽はおどけて笑う。



「そ、そうだよな……」




友達



って言われて胸がズキンと痛んだ。




なんでだ……?



だって本当のことじゃん。



心の中で問いかけてもズキンとまた痛む。