もう一回音羽と話したい。


また、次の日に和樹くんが来て私は了承した。



母親失格だなぁ……。



って自分で嘲笑った。




だって高校生に気付かさせるだなんて。




ってか音羽許してくれるかな?



ダメ元だけど、まだ時間あるし。



今までの分もちゃんと言わなきゃね。



「和樹くん、ありがとう」



「音羽と似てる……音羽の母ちゃんの笑う顔って音羽と似てますね!」



「あら、嬉しいわ! ありがとう!」



お父さんと似てるってよく言われるから新鮮な感じになって嬉しかった。



「あっ、キャラ変わりましたね……」



「だってすっきりしちゃって!
音羽には和樹くんのこと伝えとくわ!」



「えっ? なんで?」




和樹くんが不思議そうに首をかしげる。