そうだ、和樹にアピールしてみよう。





「今日の格好、なんか変なところある?」



「ん?全然。似合ってるよ」



「あっ、うん、あ、ありがとう//」




自分で言っときながら恥ずかしくなっちゃったよ…。



けど、素直じゃない私がこんなこと言えたんだからいつか、告白出来たらいいな…



……なんて。




今日はコンクールということで、服も清楚な感じにした。




「音羽」


「どうした、和樹?」



「コンクール頑張れよ。好きなピアノなんだから1番とれよ?」


「…!そんなのわかってるわよ!絶対1番とってみせるから!!」


「うん。頑張れ」




和樹がニカッて笑う。