音ちゃんが留学した。



私は今でも信じられないけれど、音ちゃんが前に進んでいると思うと心で激励ぐらいしか出来なかった。



音ちゃんの存在がどれだけ大きいかは、
今回の留学の件でよくわかれた。



だって、留学してもう3ヶ月が過ぎた。



それなのにまだあの班でいつもみたいに話せられない。




和樹くんにだいぶ前になんで約束を交わしたのか聞いたら、話してくれた。



和樹くんも自分で前に進んでいる。



だから、私も前に進まないと。



和樹くん、いやみんなに話さなきゃ。




だから、土曜日。




ある場所の最寄り駅に集まってもらった。



もう、今の時期だともうそこまでを往還するだけで精一杯だ。



私は休憩時間を取りたいから待ち合わせ時間の30分前についた。