ある日、1人で帰るとき、グラウンドでサッカー部の活動していた。
暇だったからと興味本位でサッカー部を見ていた。
見た感じだと、今は全体でミニゲーム。
綾瀬が青のゼッケンを着ていた。
綾瀬は器用にボールを操り、相手をかわす。
……ちょっと待て。
こんなにも上手かったんだ……。
綾瀬はシュートして見事に入り、仲間と笑顔でハイタッチしてた。
綾瀬はふと、私の方に向いて親指を立てて、ニカッて笑った。
──キュン
胸がうるさくなっていく。
綾瀬ってこんなにもかっこよかったんだ。
なんていうことを考えてしまう。
そういえば、まだ約束してから私何も綾瀬にしてあげてない。
ピアノも弾いてないし……。



