【短編】*甘情メランコリー*





「電話、女の子が出て、ショックだった」

「うん」





「このオシャレだって、東京の可愛い女の子みたいになりたくて頑張ったのに、他の人好きなのって言われてむかつく……!」


「うん、」






「会いたいのに、寂しいのに、言えない自分がいちばん嫌い……」

「……」






「水樹のこと、大好きなの!


東京の女の子たちに勝てるところなんてないけど、水樹への気持ちだけは負けないの!


別れたく、ないよう〜……」





ポロポロと溢れる涙。


思いっきり抱き締められた身体。


久しぶりに感じるそのぬくもりに、無意識に背中に手を回す。