帰りのHRを終えて、カバンに荷物を詰め込み 「さて、と。」 帰ろっかな。 もちろん、圭哉くんと帰ったりはしないし、夢子ちゃんは 「ごめんね!送ってあげたいんだけど、今日もこれからバイト!」 「全然!1人で帰れるから大丈夫!バイトがんばってね!」 ご覧の通り勤労少女。 別にお金に困ってるとかじゃないけど、自分のお小遣いは自分で稼ぐ!って…すごいなぁ〜ほんと。 「イテッ……」 変な方向に捻ったらしい足首は、多少の腫れと痛みを伴っていて 我ながらほんと、鈍臭いとしか言いようがない。