「ふ〜ん、うっかりラブが始まるのかとばっかり思ってたのに。」 "つまんない"とでも言いたげに、4時限目の準備を始めた夢子ちゃんを見て、私も慌てて席に戻って準備をした。 圭哉くんへ送ったLINEは既読が付いたまま返信はなく。 「ほんと、自分の都合いい時だけ送ってきやがって。」 私のボソッと呟いた愚痴と共に 「おーし、授業始めるぞー!」 どうやら数学の授業が幕を開けてしまったようだ。 これが終わったらダッシュで工業科棟に向かわなきゃ!!!! よしっ!