「今日は飯、作りに来いよ。」


「うん…行く!今日は何がいい?」



懐かしい、この感じ。



「あ?…美味けりゃ何でもいい。」


「またそれ〜!?1番困るんだけど…」



くだらない話をしてる今がすごく幸せ。


私が好きになったのは、
俺様で…ものすごい暴君野郎。



始まりは、"偽恋人"なんて…
ちょっと変わった出会いだったけど




「……今日 泊まってけよ。」



「はっ…え…?!」



「…バイバイすんの寂しいんだろ?朝まで一緒にいてやる。」



「だー!忘れてって言ったのに!!」



ぶーっと頬を膨らませて、怒ってますアピールをする私を横目で見ながら、



「…つーか、俺が今日は離したくねぇ。」



「〜〜っ、/////」



とんでもない爆弾を落としてほくそ笑むのは、


今はもう、"偽恋人"なんかじゃない
私の唯一無二の王子様。




「覚悟しとけよ、小春」




訂正。


私の唯一無二の、大魔王様。





《 E N D 》