「「「紘〜!」」」


「…………。」


知らない四人が私達に近付いて来た。


「おう、紹介するな。

俺と一緒に『神龍』に入った
如月 芦喜(きさらぎ ろき)と実喜(みき)で、
見ての通り双子だ。」


双子……。


「へぇ〜!本当に妹にしたんだぁ!!
僕の事は呼び捨てにしてねぇ♪」


「私はこのボンクラの一応妹よ。
よろしくね!!」


「因みに俺の彼女な。」


『じゃあ、実喜姉だね!』


最近、人とどうすれば
上手く付き合えるのか大体分かってきた。


「キャー!可愛い♡
聞いた!?『実喜姉』だって♪♪」


ほら…チョロい。
たかが呼び名でこうも変わるなんてね。