アイツらじゃないなら関係ない。 族同士の争いにわざわざ巻き込まれる 必要はないし、面倒だから。 ガッ! バキッ!! 「抵抗しねぇーと死んじまうぜ?」 簡単にしかも楽しそうに言った言葉に 足を止める。 『……仮面は…忘れたし。』 いつもは持ち歩く鞄を忘れてしまった。 あれがないと『双姫』として出れない。