「何が起こるか、わからないな。生きていると、何でも起こってしまう。嫌なこと、苦しいこと、どうしようもないこと、いろいろ」 「おいおい、どうした? 斎藤でも不安か? そりゃまあ、そうか。仕方ねえよな。 近藤さんたちが俺らを放任しておくはずもない。いつ襲撃が来るかわからなくて、おちおち寝てもいられねえ。 だけどさ、俺はやっぱり、伊東さんの言うことが正しいと思うんだ。 それに、伊東さんみたいに、はっきりした理想を持ってれば、剣を人に向けなけりゃならないときも自分を信じて行ける。そうだろ?」