オレとアイツ


「ならいい。じゃあ組員にも挨拶するか。おい翔。」


「はいはーい」


翔さんは何処かに連絡を入れると、


「もう揃ってるってー。あいつら夢月の片割れだからすげー楽しみにしてるらしーよー」


なんて事を言っていた。


「じゃあ行くか。着いてきなさい」


「はい」


着いて行った先は、大広間みたいな所だった。


そこに綺麗に整列している100を超える組員。


その前に立ったのは、松山組を背負う組長だった。


組長、翔さんに続いて俺も並ぶ。


緊張するなぁ。すげぇ見られてるんだけど。


「有川海月君だ。知っていると思うが、夢月の血の繋がった片割れだ。彼には夢月のストッパー役として働いてもらう。二言はないな」


「「「「「「御意」」」」」」


「では解散」


「じゃー海月クンは俺に着いてきてー。案内するからー」


そこで組長とは別れた。


翔さんに着いて回って家の中を案内された俺。


一つ言わせてくれ。


デカイ。デカすぎる。


一体何個部屋があるんだってくらいデカイ。


最早家じゃない。屋敷だ。城だ。