その時、美佐子はカレーの鍋を覗き込むようにして、両目をぐるんぐるんさせていた。 コレデ イイノカ…… ナントモ イイガタイ イロヲ シテ イルガ…… キッチンの入り口から、突然かけられた声に美佐子の身体はびくっと動いた。