「すまないね、美佐子。お袋の大好物だ、仕方ない届けてやってくれ」 「え、えぇ。もちろん」 「疲れが溜まるのも当たり前だ。後は俺がやっておくから、寝てしまいなさい」 「ありがとう、あなた。じゃあ、お先に……」 「あぁ、おやすみ。美佐子」 「おやすみなさい」