風呂から上がった美佐子と入れ代わりで息子が風呂へ向かう。 夫はまた昨日と同じように気遣い、早めに寝るよう指示した。 「明日は俺も朝が早いから、気を遣わずに早く寝るといい」 美佐子はためらった。 「でも……明日のお見舞いの支度がまだ……」 「そういえば、頼まれ物って何なんだい?」