そんな背中に肩を落とす美佐子の様子を見た二人は顔を見合わせ、慌ててフォローに入った。 「美佐子、疲れてたんだよ。きっと砂糖か塩を間違えたんだ。気にするな、ピザを頼もう。食欲はあるんだろ?たまにはこんなこともあるさ」 「そうだよ、母さん。間違えただけだよ。オレ、ピザ食べたかったんだ。電話するよ、オレの好きなヤツにしていい?」 「あぁ、いいぞいいぞ。早く頼め頼め」