更に突然に響いた玄関の扉の音に、またびくっとした美佐子。 「ただいま〜、おっ今日はカレーだな」 父親の帰宅である。 「あ、おかえり父さん」 「お、おかえりなさい、あなた。今、支度出来たところなの。ちょうどよかったわ。」