「ふん。大袈裟すぎ⋯」
褒められて恥ずかしくなったのか、ぷいっとそっぽを向いてしまった。
そうこうしているうちにバスが来た。バスに乗り込むとふわっと涼しげな風を感じた。
「涼しい⋯」
ひんやりとした車内はとても居心地が良かった。
****
乗り継ぎなどをして約一時間、やっと街の中心である図書館へと着いた。
ドーム型になっていてレンガ造りだった。1階はとても大きなガラスがはめ込まれ、二階にはステンドグラスがありキラキラと輝いていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…