ガーディアンズッ☆彡



「たくしゃん……おつめの、あと」


「……爪?」



………………。



「「「嘘でしょ!?(だろ!?)」」」



数拍の沈黙のあと、あたし達の絶叫を交えた声が、山の各方面へと広がっていった。


ゆいいつ叫ばなかった律くんも眉間には珍しくシワがよっており、クールを裏返した無表情の仮面が壊れかけていた。



「この山、熊出んのかよ」


「熊も危険だが、イノシシも危険だぞ」



恭也とユキちゃんは渋い顔を見合わせ、一方の柚くんはすごい勢いで律くんへと抱きついた。



「律〜、僕、犬は好きだけど熊は嫌い〜っ」


「……騒ぐな。アライグマかもしれないだろう」



そこの2人。ちょっと危機感ズレてるよ。


周囲に警戒を走らせながらあたしは日向を抱き上げて、恐る恐る「どこでみたの?」と尋ねる。



「あっち……んと、じゅにこ」



日向は小さい手で1と2を作り、「う」と突き出してくる。



「12個!?」



日向が口を開けば開くほど、恐ろしいことしか出てこない。


怖い、怖いから。


戦闘性生活って人間と戦う前に、イノシシや熊と戦わなくちゃいけないの!?