「まぁ……なんだかんだ、やっていけそうじゃねーか?」
「あ、なっちゃんはなっちゃんだからね~」
先生改めなっちゃんは、柚くんの間延びした言葉に苦笑しながらも、潔く受け入れてるようだった。
ちなみにあたしは恭也、ユキちゃん、柚くん、律くん、日向と呼ぶことにした。
とりあえず苗字でなければ何でもいいらしいので、恭也たちもとくに話に参加することなく柚くんをテキトーにあしらっていた。
こうして無事(?)みんなの呼び方も決定し、ふたたびあたしたちに静寂が訪れる。
「……で、スターってのは」
沈黙を破り、そう話を切り出したのは恭也だ。
「集めたらなんか良いことでもあんのか?」
場の雰囲気が一瞬にして真面目なものへと変化し、返答を求める視線がなっちゃんへと集まる。
たしかに入学式での説明だけでは、いろいろと不十分だ。
ここは一般社会にあるような普通の学校じゃないし、なにからなにまで謎に包まれた国家機密学園。
天才しかいないこの孤島でこれから三年間過ごしていかなければならないのだから、カリキュラムがはじまる前に出来る限りのことは把握しておきたい。
もちろん……ガーディアンのことも。
「ま、本題はここからだよな。やっと話はじめられるよ……」
なっちゃんは呆れ半分に笑って、手元の資料をぱらぱらと捲った。
「……スターを含め、いろいろと説明しなけりゃならないことが山積みなんだ。少し長くなるが、ちゃんと聞いとけよ」



