「っ……」
「あぁ、悪い」
え、なにが?
とつぜんそう謝った彼は面倒くさそうに立ち上がり、よろよろとこちらに歩いてくる。
そしてあたしの目の前で止まったかと思えば、
「……柚。人を困らせるんじゃない」
天宮くんの首根っこを片手でヒョイッと持ち上げてあたしから引き剥がすと、そのままソファに放り投げた。
その扱いはまさに親猫が子猫の首根っこをくわえているような……。
って!! この人何者!?
人間をこうもいとも簡単に放り投げるなんて、見かけによらずなんて馬鹿力……!
しかも人を困らせるなって、あなたもたったいま先生の事を困らせてましたよね!?
……ああ、ダメだ、これ。
ツッコミどころが多すぎる。
どっと疲れが押し寄せてきて、思わずふらりと倒れそうになるのを堪えながら、あたしはぐるりとメンバーを見回した。
恭也どころじゃなかった。
こんな癖の強いメンバーがガーディアンだなんて、そんなの聞いてない。



