「未来、かな」
「せや。お嬢が自分の足でどっしり踏みしめて歩いていく、その未来が大事なんや。変えられない、もう二度と戻れない過去なんか気にしててもしゃあない。そんなんいつかふとした時に浄化されていくもんなんやから」
そんなことはわかってる。
わかってるんだよ。
だから、辛かったんだ。
あたしがこれまで生きてきた世界が、ここへ来て180度変わってしまったから。
変わらなければどうとだってなった。
氷の心で、なんの感情もなく、淡々と。
そんなふうに非生産的な生活をするのは簡単だから。
むしろ、それはこれまでのあたしの人生の大半を乗り切ってきた唯一の術でもあるし、もしかしたら本来の姫咲花乃香の姿なのかもしれない。
でも、出逢ってしまったんだ。
ガーディアンの皆に。



