ガーディアンズッ☆彡



「人の顔見てアホづらしてんじゃねぇ。埋められてーのか」



えっ、あれ、埋める?


この人今もしかして埋めるって言った?



「はっ!?」



あたし、あなたのその整いすぎた顔にただ見惚れてただけなんですけど!?


唖然としながらもう一度彼の顔を観察すると、やっぱりびっくりするくらい整っていて、あたしは急にうるさくなった胸を押さえる。


真昼の陽光に照らされて、より一層はなやかな金髪……。


さらに絶妙な場所に配置された切れ長の目に、シュッと筋の取った鼻、薄く色味のある唇……おまけに180はあるだろう高身長……。


ああ、これは。



「外見偏差値がとてもお高いですね」

「あぁ?」

「beautifulです」

「やたらネイティブに発音してんじゃねぇ」



ただ思ったことを口にしただけなのに、またしても睨まれてしまった。


どうもここでは英語は嫌われるらしい。